編集部スタッフ
みなさんナマステ!
Yoga Story編集部スタッフです。
本日は特別企画として、弊社代表取締役兼ウェルネスストーリー編集長の横幕 真理社長にインタビューをさせて頂きます。
真理社長は2018年に株式会社MAJOLI(マジョリ)を設立して起業。
それ以降、“ヨガを仕事に”生きています。
今日は、そんな“ヨガを仕事に”を一つのテーマとしてヨガスクールを運営する会社の経営者が、どのようなことを考えて仕事をしているのか、に迫っていきたいと思います。
それでは、早速お届けしたいと思います!
弊社代表取締役兼ウェルネスストーリー編集長の横幕 真理社長ってどんな人?
横幕 真理
2018年、株式会社MAJOLI(マジョリ)を設立し代表取締役社長に就任。
インド・バイロンベイ・バリ島の3ヶ所でヨガ留学を経験してE-RTY500を取得。全米ヨガアライアンス認定スクールMAJOLIを立ち上げ、2020年4月よりオンラインでRYT200が取れる講座「おうちヨガ」をスタート。
中でも動画コースは80期生を超え、スクールの累計受講生は3000名(2024年1月1日現在)を突破。対面講座も、沖縄・ハワイ・京都で次々と開催。
会社としてスクール事業以外に、メディア運営、ヨガブランド運営、オンラインコミュニティ運営、ファスティング酵素ドリンクの開発など、幅広い事業を手掛け、すべてのプロダクトのプロデュースを担当。
1、MAJOLI(マジョリ)ってどんな会社?
編集部スタッフ
真理社長、ナマステ~。今日はヨガの先生というよりも、“女性起業家”としてのお話を中心にお伺いしたいと思います。
真理
ナマステ~!今日はよろしくお願いします。
編集部スタッフ
まず、株式会社MAJOLIとは、どんな会社なのか、読者の皆さんに説明をお願いします。
真理
MAJOLIは、2018年に私が29歳で立ち上げた会社です。現在はヨガスクールの運営以外にも、この“Yoga Story”のメディア運営や、ヨガブランドとして、ヨガマットやホイールといったヨガに関するアイテムの企画、制作、販売もしています。
それから500名を超える方が参加して下さっているオンラインコミュニティ“Team MAJOLI Project”の運営ですね。
編集部スタッフ
たくさんの事業を手掛けていらっしゃいますが、これはすべて真理社長が考えているんですか?
真理
もちろん今はたくさんのスタッフの力を借りながらですが、会社を始めたころはスタッフもいなかったので、本当に何もかも全部自分一人でやっていました。今も、各事業のアイディアはわたしが決めていますし、運営も軌道に乗るまでは大部分わたしが携わっています。でも、本当にスタッフの皆に支えてもらって、助けてもらって今のMAJOLIがあると思っています。
編集部スタッフ
その中でもヨガスクールとしてのMAJOLIが最も認知されていると思いますが、代表としてMAJOLIはどんなヨガスクールだと思っていますか?
真理
全米ヨガアライアンス認定校として、オンラインコースや、沖縄・京都・ハワイなど各地の合宿講座でヨガ資格RYT200やRYT500が取得できる講座を運営しているんですが、やはり受講して頂く方にとって、ゴールは資格を取ることではない、と思っています。
編集部スタッフ
ただのヨガスクールではないと。
真理
はい、必ずしもヨガのインストラクターになることがゴールではありません。わたしにとって、“ヨガとは生き方”なんですね。なので、生徒様にはヨガを通して、ただ資格を取得して終わりではなく、自分の生き方を見つけてほしいですね。
編集部スタッフ
なるほど。でも、多くの方は、まずは“ヨガの資格を取りたい”という想いで来られますよね?
真理
もちろん最初はそうだと思いますし、わたしも自分がヨガスクールに通い始めた頃はそうでした。でも、実際に資格を取る頃には、「今まで自分が悩みを抱えていたように、今度は同じように悩んでいる誰かの力になりたい」そんな想いがわたし自身、強く湧いてきたんです。
真理
MAJOLIの生徒様も、最初は「自信がない」「身体が硬いから自分にはムリかもしれない」「自分を好きになれない」と不安を口にされます。でも、ヨガの資格を実際に取る頃には、
やると決めたことをやりきれた自分に誇りを持ち、自分を好きになれた、自信が持てた、と仰って頂く方がほとんどなんですね。
なので、ぜひ今度はどんな形であれ、それを人に伝える側になって頂いて、自分だけではなく周りもハッピーにする人になってほしい。そのキッカケをヨガスクールで提供していきたいだけなんです。
編集部スタッフ
当サイトYoga Storyのメディア運営も手掛けていますが、やはり同じ想いからでしょうか?
真理
そうですね。
ヨガとは、何を学ぶかよりも誰から学ぶかがとても大切です。たとえば、わたしの講義は、わたしからしか学べません。仮に同じような内容だとしても、その講師の生き様や思想が色濃く反映されるからです。
そのためYoga Storyも知識やノウハウではなく“人”にフォーカスをして、ただの情報サイトではなく、人のストーリーから学べるメディアにしたかったんです。その“人”からしか学べないことを伝えるのが、唯一無二のYoga Storyの使命です。
2、「ヨガで世界をハッピーに」それがわたしの夢
編集部スタッフ
そもそも真理社長は、ヨガを仕事にするキャリアの第一歩は“ヨガインストラクター”としてですよね?
真理
そうです。ヨガの資格を取った後、当時住んでいたセブ島のホテルやスタジオでインストラクターとして業務委託契約して頂いてレッスンを担当しました。また、自主開催でワークショップをやったり、イベントに呼んで頂いたり、企業向けにレッスンしたり、フリーのインストラクターとして活動していました。
編集部スタッフ
そこからヨガスクールの社長になるわけですが、そもそも昔から“女性起業家”になろうと思っていたんですか?
真理
起業家になりたいというよりも「いつか世界を変えるような大きなことをしたい」「いつか、何者かになりたい」そう漠然と思っていました。でも、やりたいことは具体的にないからとりあえずアルバイトして生活費を稼いでいる。そんな学生時代だったんですね。
編集部スタッフ
真理社長がアルバイト・・・今では想像つかないですね(笑)
真理
でも、アルバイト時代にわたしがお客様のためにとった行動が、当時そのお店の「マニュアルに載っていない」「前例がない」という理由で、当時の上司に叱られてしまったんですね。わたしは精一杯お客様のためにと考えて動いた結果がそれだった。
「ではこの仕事は、誰のために?何のために?」と、心の中では納得できないことが多かったんですね。
編集部スタッフ
仕事をしていると、誰もが少なからず同じような経験があるかもしれませんね・・・。
真理
そのときに、自分の理想の仕事をして、理想の世界をつくるには社長になるしかない!って思ったんですよね。それで当時周囲にも、「起業家になる」と宣言しました。周りからは「この子は何を言ってるんだろう」って笑われたりバカにされることもありましたが、わたしは本気だったんですね。そうして社長になるというのが大きな夢になりました。
編集部スタッフ
その夢を29歳で叶えられたんですね。
真理
でも、実際に起業するころにはもう、夢ではなくなっていたんです。学生時代は、具体的なやりたいこともできることも無かったから、とりあえず社長になることが夢だった。でも、わたしはその後、ヨガに出合い人生が変わったんです。ヨガをすれば誰もがハッピーになれるということに気が付きました。そして、ヨガを好きな人って本当にいい人達ばかりで、争いごともなく平穏な世界がそこにあったんですね。
編集部スタッフ
MAJOLIの生徒様も、本当に素敵な方々ばかりですもんね。
真理
そう。誰もがヨガをすると優しくなれて幸せになれるとわたしは心から信じています。だから、それが全世界に広がったら、世界中の皆がハッピーになれる。そう確信したんですよね。なので、それからは「ヨガで世界をハッピーにする」がわたしの夢になって、社長になるのはあくまでその夢を叶えるための手段になりました。
3、“ヨガを仕事に”できる人のキャリアの作り方
編集部スタッフ
今、MAJOLIはインストラクターもスタッフも急激に増えて大拡大中だと思いますが、実際に採用活動もされていて、どんな人がヨガを仕事にできる人だと感じていますか?
真理
やはり一番は、“想い”ですね。
真理
知識やスキルや経験などは、ある程度お金をかけたり時間をかけたりすることで、身につけることができます。でも、“想い”だけはお金や時間をかけても手に入らないし、何より人に伝えられないですよね。なので、MAJOLIは、トレーナーやインストラクターはもちろん、スタッフも含めて全員に“想い”があります。
編集部スタッフ
本当にそうですよね。ちなみに想い以外にも、何かありますか?
真理
素直な心ですね。今まで1400名以上の生徒様を見てきて、飛躍的に成長した人というのは、知識やスキルを持っている人ではなく、素直な人でした。素直さがあれば、人はいつだって、短期間でもこんなにも成長できるということを、受講生の皆さんがわたしに教えてくれたんです。
編集部スタッフ
卒業生の方が、そのままMAJOLIのインストラクターとして活躍する機会もとても増えてきていますよね。
真理
はい。卒業生の方にインストラクターをやって頂いたり、またはスタッフになってもらう事もあり、様々な形で、卒業生がそのままうちの会社で“ヨガを仕事に”してくれています。でも、わたしは卒業生の方の活躍の場を狭めるような事はしたくないんですよね。
編集部スタッフ
活躍の場を狭めない、というのはどういった部分でそう思っているのでしょうか?
真理
たとえばMAJOLIの専任でお仕事をして頂くのではなく、他のスクールやスタジオとも契約している卒業生や、フリーで活動している方もいます。わたし自身が組織に馴染めなかった人で、自由に活動していきたいタイプなので、もちろん今後もMAJOLIから卒業生と一緒に色々なお仕事をしていきたいですが、本人がどういう活動をしていきたいかを尊重して、それを応援したい。MAJOLIとは、そんな場所でありたいですね。
編集部スタッフ
まさに、ヨガを通して受講生の皆さんの人生がハッピーになること、を目指しているんですね。
真理
そうですね。そして生徒様はもちろん、インストラクターやスタッフたち皆がハッピーになる会社を目指しています。そのために、今までの当たり前を壊して、新しいことにチャレンジし続けていきたいですね。
編集部スタッフ
そんな真理先生でも、“ヨガを仕事にする”ことで辛い想いをした経験もありますか?
真理
うーん、まあ“ヨガを仕事にする人”は誰もが一度感じることだと思いますが、“ヨガ”と“ビジネス”って本来は相反するものですよね。本当に素晴らしい講座を突き詰めて創り提供していくことと、会社として利益を出してスタッフに給料を払わなければいけないことは、時にイコールにならない事もあるかもしれない。そこでどう考え、動くべきか、が悩み苦しむポイントかもしれませんね。
編集部スタッフ
真理社長はそんなとき、どう考えどう動いて来たのでしょうか?
真理
やっぱり“最高の講座をお届けする”という信念を貫くことを迷わず優先してきました。なので、短期的にビジネスとして経営者のわたしを見たらすごいヘタなんだと思います。でも、長期的には本気の想いこそが人に届き、それが結果として会社にも良い結果を必ずもたらすと信じています。だから今は全く迷っていないですね。
編集部スタッフ
会社として規模が大きくなって戸惑いもありましたか?
真理
もちろん。特に、自分が全部直接見れなくなって現場から離れざるを得ない寂しさはありますね。でも、それ以上に講師やスタッフの成長を間近で見れて、とても嬉しいです。でもわたしもやっぱり絶対に生徒様と直接繋がる時間を大切にしたい人だから、今でも毎朝6時から30分間、瞑想のクラスを昨年からずっと継続しています。そんな、大好きな受講生の皆さんと直接繋がる時間が、本当にわたしの支えなんです。
4、オンラインヨガ資格講座のパイオニア!50期生を迎えたおうちヨガ-動画コース-とは?
編集部スタッフ
そんな皆様に支えられて、おうちヨガ-動画コース-がなんと50期生を迎えました。この講座はどのような講座なのでしょうか?
真理
ヨガ資格RYT200を、動画メインのレッスンで学べて資格が取れるという講座です。そして、動画だけではなく、3つのサポートがついているので、皆さん安心して受講いただいています。
編集部スタッフ
3つのサポートについて、カンタンに教えてもらっていいですか?
真理
まず、一つ目が
「週に2回のオンライン練習会」で、オンラインのライブレッスンで講師から直接の指導を受けられます。
二つ目が、MAJOLIの運営するヨガで繋がるオンラインコミュニティ「Team MAJOLI Project」。これは通常月額4,980円で毎日ヨガのレッスンが受け放題!というサービスですが、おうちヨガ受講期間は0円で参加できるので、毎日ヨガレッスンが直接受けられます。
最後に三つ目が「オンラインイベント」で、ハワイの講師が中継レッスンしたり、100人以上が参加するクリスマス会をしたりで、講師や全国のヨガ仲間や同期とたくさんつながることができます。
編集部スタッフ
そもそも、このおうちヨガを始めた経緯を教えてもらってもいいですか?
真理
2020年の4月に始めたのですが、当時は全米ヨガアライアンスから、コロナ禍での特別措置でヨガ資格RYT200講座をオンラインで開催してもいいという通達が来たばかり。そこでオンラインヨガ資格スクールのパイオニアとして、どこよりも早く始めました。
編集部スタッフ
それまではオンラインでヨガの資格を取ること自体、出来なかったんですよね?
真理
そうです。なので最初はすごく逆風で、「オンラインでヨガの講座なんてやれるわけがない」とよく言われました。でも、実際に始めてみると、今まで自分にはムリと諦めていた方、忙しくて講座のスケジュールが合わなかった方、地方にお住まいで家の近所にスタジオがないという方々が、オンライン講座を選んでくれて支持してくれたんですよね。
編集部スタッフ
当時は特に受講生からも、オンライン、特に動画メインで本当にヨガが身につくのか不安の声もありましたよね?
真理
はい。オンラインヨガの一番の不安は、やっぱり先生に直接リアルで見てもらえないから、本当に正しい知識やポーズ力が身につくのかな?という事ですよね。でも、わたしたちはリアルと変わらない講座をオンラインでやるんだ!と寝る間も惜しんでカリキュラムや動画の作成を行いました。その結果、動画講座でもインストラクターデビューされる卒業生がたくさんいらっしゃって、「カラダが変わった」「心が変わった」というお声をたくさん頂いています。
編集部スタッフ
本当に励みになるお声ですよね。最初の頃は運営側も不安でした?
真理
もちろん不安でした。わたしたちも少なからず不安だったけど、その不安を自信に変えてくれたのは、これまで受講して下さった卒業生の皆さんです。この前も50期生を記念したオンラインイベントを開催しましたが、本当に多くの方が参加して下さいました。
5、MAJOLIの未来へのヴィジョン
編集部スタッフ
それでは最後のパートになりました。まず、読者の方で、ヨガを仕事にして生きていきたい人たちへのアドバイスをお願いします。
真理
“自分を知ることを突き詰める”これを大切にしてほしいですね。わたし自身、どうやってヨガを仕事にして生きていったらいいんだろう?って最初は不安でいっぱいでしたが、やっぱりヨガを深く知ることで自分を知り、自分の進むべき道が見えてきました。なので、仕事にするにはテクニック論よりまず、もっとヨガを極めること。アーサナだけではなく、瞑想や哲学など本当に素晴らしい教えがたくさんあります。
編集部スタッフ
ヨガを突き詰めて自分を知れば、その先にキャリアが見えてくるということですね。他にはメッセージありますか?
真理
あとは、
“オンリーワンを目指すこと”ですよね。誰かと比べてナンバーワンを目指すのではなく、あなただけのオンリーワンになってほしい。わたしも自分が具体的にどんな仕事ができるかわからなかったから、とにかくピンと来たものを全部やったんですね。
海外に移住したりヨガの資格を取ったり、そのとき少しでも感じたことに全力で向き合ってきました。その時はそれがバラバラな“点”に感じても、どこかのタイミングで繋がって“線”になる。それがオンリーワンの自分を創ることですね。
真理
そのオンリーワンの自分を必要としてくれる社会や人が必ずいるので、その人たちに向けて伝えていくことが仕事になります。わたしの場合で言うと、わたしは元々自分が嫌いで、自己肯定感が低くて、自分を好きになれなかった。そんな自分がヨガで変われたんです。だから、わたしは、かつての自分と同じような悩みを抱えている人たちに向けて、ヨガを伝えています。
編集部スタッフ
ありがとうございます。実際にヨガを仕事にして、最も喜びの大きな瞬間があれば教えて欲しいです。
真理
「最も」とかないですかね。毎日がハッピーです。もちろん、大変なこともたくさんあるし、起業してから今まで本当にろくに寝ないで働き続けていますけど、今やっていることすべてが絶対に世界をハッピーにすると信じています。どれだけ朝眠くても、毎朝の瞑想のレッスンで皆の顔を見たら辛いことすべてが吹き飛ぶし。
編集部スタッフ
そう思える人生ってとても素敵ですよね。
真理
本当に。この1年を振り返っても、1年間で何回泣いたんだろう?っ思えるほど、毎日感動させて頂いてます。幸せですね!
編集部スタッフ
最後に、今後のMAJOLIの未来へのヴィジョンを教えてください。
真理
今までと何も変わらないですね。ヨガで世界をハッピーにします。そして“自分を好きになろう”というメッセージを伝え続けていきます。
編集部スタッフ
社長としての想いは全くブレないんですね。
真理
MAJOLIで資格を取って卒業しても、その先の人生で辛いこと、苦しいことって誰もがあると思うんです。でも、そんな時に、卒業生の皆さんには、ヨガの資格を取ったという、自分が決めたことをやりきった瞬間を思い出してほしいんですよね。でも、そんな苦しいときに、自分では思い出せないじゃないですか。それでも思い出してもらえるように、MAJOLIは挑戦し続けていきたいんです。あっ、MAJOLIもあんなに頑張ってるんだ、だったらそこで資格を取った自分も頑張ろうって少しでも思ってもらえたら嬉しいです。
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