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お腹引き締めピラティスは〇〇が効果的!6ヶ月で-15cmになったエクササイズとは?

こんにちはピラティスインストラクターのchitoseです。
ぽっこりお腹に悩む30代以降の女性はとても多くいらっしゃいます。

今回は、私がレッスンを担当した30代の女性がお腹の引き締めを目標にピラティスをおこなった経過をまとめます。

この記事は、
・年齢とともにお腹がぽっこりしてきた
・お腹を引き締めたい
・腹筋を頑張っているのにお腹が引き締まらない

これらで悩んでいる方の力になれると思います。

インストラクターの方のお役にも立てるとおもいますので、是非最後まで読んでいただけると幸いです。

1.「お腹を引き締めたい」という30代女性の体型と生活習慣について

ある日、Instagramで予約受け付けをしている私の元に一通のDMが届きました。

「半年後に結婚式を挙げる36歳です。太ったお腹をどうにかしたくてピラティスを始めてみたいと思っています。」

予約を受け、その方(Kさん)とのレッスンが始まりました。

はじめてお会いした印象は、失礼ですが(思っていたより太っていないなぁ)でした。

衣服から出ている手足はほっそりとしていて、むしろ細いレベル。お腹まわりは確かにぽっこりしていて、リンゴ体型の方でした。

リンゴ体型とは内臓脂肪が蓄積しているタイプをいいます。主に内臓脂肪が多くある状態ですが、皮下脂肪もついている方もいます。

Kさんの生活はフルタイム勤務で主にデスクワーク。

1日3食規則正しく摂取していましたが、甘いものの間食がとても多かったと思います。

カウンセリングを受けていただき、ピラティスレッスンを開始することになりました。

目標は6カ月後の結婚式でマーメイドタイプのウエディングドレスを着ること。2週間に1回40分のレッスンと毎日の自主エクササイズを欠かさず行っていただきました。

2. お腹引き締めのために、インストラクターの私が確認したこと4選

・筋力
・柔軟性
・食生活
・自主エクササイズが出来るか

インストラクターになったばかりの方の参考にもなると思います。お腹を引き締めるためにはインストラクターとして何を評価する必要があるか、確認していきましょう!

筋力

まず、腹筋の筋力を評価します。腹筋は以下の4つの筋肉で出来ています。

・腹横筋→インナーマッスル
・腹直筋→アウターマッスル
・外腹斜筋→アウターマッスル
・内腹斜筋→アウターマッスル

ぽっこりお腹を引き締めるのに、最も大切な筋肉は「腹横筋」。

腹横筋はお腹の一番深い部分に大きなネットをはっているような筋肉です。内臓を支え、姿勢保持にもとても重要な働きをしています。

この腹横筋の難点は筋力の評価がしにくいところです。私がいつも評価でつかっている方法をお伝えします。

方法
1.仰向けで寝て、膝を立ててもらいます。
2.思いっきり息を吐きながら、左右の股関節を曲げます。
3.この時、腰と床の間を確認します。
4.腰と床の間がこぶし1つ分以上あるようだと腹横筋の筋力低下が考えられます。
参照:ttps://www.pinterest.jp/pin/666955026041646660/

柔軟性

ぽっこりお腹の原因は、体の柔軟性低下が原因の可能性が高くあります。

一番大切なのはハムストリングスの柔軟性。立った状態で床に手をついてもらい、膝の曲がりを確認します。膝が大きく曲がってくる場合、ハムストリングスの柔軟性低下を疑います。

ハムストリングスの柔軟性が低下すると、骨盤が後傾します。するとお腹引き締めに大切な腹横筋が働きにくくなるという悪循環が生じます。

食生活

ピラティスインストラクターで食事指導を徹底的に行う方はそう多くないと思いますが、気にかける必要があるポイントだと思います。

タンパク質の摂取や、カロリー摂取量を確認することをおすすめします。

どんなにエクササイズを頑張っていても、カロリー摂取量が高すぎると太刀打ち出来ません。

ピラティスはインナーマッスルを強化するエクササイズです。筋肉をつけるためにタンパク質の摂取は欠かせません。栄養士ほどのアドバイスは出来なくても、気に掛ける必要があることはお伝えするといいでしょう。

自主エクササイズが出来るか

2週間に1回のマンツーマンレッスンだけでお腹を引き締めるのは100%難しいといえるでしょう。

ピラティスで効果を感じるために必要なのは“継続”です。

レッスン時間以外に、Kさんがどれだけ努力できるかが大きなカギになることをお伝えしました。相談の結果、仕事の日は1日20分、休日は1日60分の時間捻出ができるとのことでしたので、それに見合った内容のエクササイズをご提案しました。

3. ピラティスでお腹引き締めにかかった期間

Kさんの目標は6カ月でお腹を引き締めマーメイドタイプのウエディングドレスを着ることでした。

結論からお伝えすると、マットピラティスのみで満足いく見た目になるまで6カ月要しました。

ウエスト-15㎝、マーメイドタイプのドレスがとても似合っており、ご本人様も満足いく結果となりました。

結果成功ですが、実は途中に停滞期もありました。

開始後3カ月経過まで、日々身体の変化がありモチベーションも高く維持できていました。
人はある程度脂肪が落ちると、その後の変化を感じにくくなります。

3カ月以降、大きな変化を感じられなくなるとKさんのモチベーションも下がり、自主エクササイズ量の低下や間食の増加を認め(間に合うかな…)と私自身不安になることもありました。

そんな時に繰り返し伝えたことは、「筋肉がつくのにかかる時間は6カ月」。日々コツコツ努力した結果は6カ月後にしっかり効果として現れることをお伝えしたのです。

その通り、開始から6カ月後のお腹はしっかり引き締まり、お尻の筋肉もプリッとついた美しいボディになりました。

4. お腹の引き締めに腹筋だけはNG!〇〇をすることが大切

実は、Kさんがピラティスをはじめて3カ月経過時に、私が予想していたよりも腹横筋が使えてこないなと悩みました。

そこで、私がとった行動は“お尻のエクササイズ量を増やす”こと。

人の体は全ての筋肉が連結して出来ています。そのため、お腹を引き締めたいからといってお腹の筋肉だけエクササイズしていても効果を発揮しにくいのです。

お腹の筋肉と協調して働く筋肉はお尻です。お互いに筋力がしっかりあると良い姿勢をキープできるのですが、お尻の筋肉が弱っていると姿勢がどんどん崩れてしまいます。

実際にKさんのお尻の筋肉は少なく、スクワットやヒップリフト10回でプルプルするレベルでした。

お尻のエクササイズ量を増やした結果、お腹の筋肉が使いやすくなりみるみるうちにボディ変化を感じられるようになりました。

Kさんとの関りを通じて、お腹引き締めにはお尻のエクササイズを並行することが重要であることを再認識しました。

5. 実際にお腹が引き締まったおすすめピラティスエクササイズ8選

実際にKさんに実施していただいたピラティスエクササイズをご紹介します。

ペルビックチルト
ブリージング
ピラティスカール
ハンドレッド
アップダウン
スモールレッグサークル
セラタスプッシュアップ
コークスクリュー

少し方法をお伝えします。

ペルビックチルト

骨盤をコントロールするエクササイズです。腹横筋エクササイズの前に行うことで、その効果を高めることができます。

方法

  1. 仰向けになり、膝を立てる
  2. 息を吸って体を動かす準備を整え、息を吐きながら恥骨を下げる
  3. そのまま息を吸い、吐きながらゆっくりと元に戻す

ポイント:恥骨を下げたときに背中と床の間にすきまができるようにする

ブリージング

ピラティスの基本となる呼吸方法です。

方法

  1. 仰向けになり、膝を立てる
  2. 肋骨に手をあて息を吸いながら胸郭を広げる
  3. 肋骨をマットに沈めるイメージ(肋骨を締める)で息を吐ききりましょう

ピラティスカール

インナーマッスルを強化。おしりと腹横筋のエクササイズ。

方法

  1. 仰向けになり膝を立てる
  2. 息を吸って体を動かす準備をして、吐きながら恥骨→お尻→腰→背中の順番に持ち上げる
  3. そのまま息を吸って、吐きながら背中→腰→お尻→恥骨の順番にもとに戻す

ハンドレッド

腹横筋を鍛えるエクササイズです。

方法

  1. 仰向けになり、股関節、膝関節を90度曲げる
  2. 両腕を対側につけ、頭をあげておへそをみる
  3. 手を上下に5回動かしながら息を吸い、5回動かしながら息を吐く
  4. ゆっくりと元に戻る

ポイント:背中と床の間にすき間がないようにしましょう。辛い時は、足裏を壁につけて行うと負担を軽減できます。

アップダウン

お尻のエクササイズです。

方法

  1. 体を横にして寝る
  2. 胸の前に腕をつき、対側の腕は肘をついて頭を支える
  3. 腰幅程度に、上になっている方の足を開いて戻す→繰り返す

ポイント:ゆっくり開いて、ゆっくり戻しましょう。

ポイントは初心者の頃から難しいエクササイズを提案しないことだと思います。まずは、①~③の易しいエクササイズからはじめ、慣れてきたら④以降難易度の高いエクササイズを提案していきましょう。

その他、スクワットや踵上げなど基本的なエクササイズの提案も行いました。

6. 3年後!その女性はお腹引き締めキープできているのか確認してみた

この記事を書くにあたり、Kさんにその後の体型について伺いました。結婚式から3年経過していますが、ウエストは当時から+3㎝とのことです。

食事制限や、アウターマッスルをガンガン鍛えるようなダイエットとは違い、インナーマッスルをしっかり付けるピラティスエクササイズはリバウンドしにくいと言われています。

プレ花嫁時代のようなエクササイズは毎日していないそうですが、日々少しずつエクササイズを継続しているそうです。(しないと体がスッキリしない気がするそうです。すごい!)

やはり、美ボディの維持にはインナーマッスルをしっかり鍛えることが欠かせないポイントなのですね。Kさんの経過を振り返るにあたって改めて気づかせていただきました。

7. まとめ【ピラティスでお腹を引き締めるには、継続と腹筋以外のエクササイズが重要】

この記事では、お腹を引き締めたいと希望したKさんの経過をまとめさせていただきました。

お腹引き締めに大切なポイントは、
・インナーマッスルの筋力強化
・体の柔軟性を改善
・カロリー摂取量のコントロールとタンパク質の摂取
・腹筋以外にもお尻の筋力強化

これらを日々継続することで確実に6カ月後には引き締まったボディになることが出来ます。繰り返しますが、大切なのは継続することです。

30代以降、ぽっこりお腹で悩む方が増えます。手遅れかも…と悩む方も多いですが、ボディ改革に年齢制限はありません。
諦めずにコツコツエクササイズを継続してみましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

PS. ピラティスを続けるなら資格取得がおすすめ!以下の記事で詳しくご紹介しています。
ピラティス資格はどこがいい? PMA認定校の一覧表はこちら

chitose / ピラティスインストラクター
chitose / ピラティスインストラクター
現役理学療法士。10年程病院で勤務しています。
ピラティスインストラクターの資格を取り、副業としてピラティスインストラクターをはじめて約8年経ちました。
リハビリ発祥のピラティス。どちらも通ずる部分が多く楽しく仕事をしています。
私の経験や知識をもとに記事を書かせて頂きます。

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