私は1年間に週1回のペースでピラティスに通いました。
結果として、体重・体脂肪率・ウエストのサイズがすべて減少し、ダイエットの効果を実感できました。
具体的には「1年かけて体重-2.3kg、体脂肪率は-4.8%、ウエスト-4.0cm」です。
「ピラティスってよく聞くけど実際どんなことをしているの?」「興味はあるけど通う勇気がない」という方に向けて私が1年通ったピラティスについてご紹介します。
目次
ピラティスとは
ピラティスとは、ドイツ人看護師のジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発したエクササイズです。
体幹やインナーマッスルを鍛えてバランスのとれた体にすることを目的としているため、高齢者や体に不調のある人でも無理なく取り組めます。
また、「ヨガとピラティスはなにが違うの?」「ヨガとピラティス、自分に合っているのはどっち?」と、迷う人もいると思います。
ヨガは腹式呼吸で、瞑想状態を作り、心身を内面から整えることを目的としています。呼吸や精神面をコントロールすることを重視するヨガは、ポーズをとって静止しますが、ピラティスは常に動き続けながら行います。
ピラティスは、胸式呼吸でインナーマッスルの強化に重点を置き、ヨガと比べてハードな動きが多いのが特徴です。
そのため、ダイエット効果はピラティスのほうが高いといえるでしょう。
はじめたきっかけ
私は以前から毎日のデスクワークで運動不足だと感じていました。そして、おなかのポッコリ具合も気になりだしました。
さすがにまずいと思い運動をしようと思ったのです。
しかし決心したのはいいものの、自宅での自己流トレーニングでは三日坊主になる未来が見えたので、きちんとプロにお任せしようと思い運動できるスタジオを探し始めました。
私がピラティスを選んだ理由は、韓国アイドルたちがこぞってピラティスをやっていたからです。
超絶スタイルのいい韓国アイドルたちに憧れて、「私もこうなりたい!」と思い、リサーチした結果「&a Pilates & Yoga Studio」へ通うことにしました。
プラン・トレーニング内容
「&a Pilates & Yoga Studio」では、プライベートレッスン・グループレッスン・オンラインレッスンの3つがあります。
スタジオは、北参道・武蔵小杉・自由が丘と3店舗あります。
私は自分にあったトレーニングをしたかったので、プライベートレッスンを選択しました。
プライベートレッスンでは、トレーナーとの1対1のレッスンを受けることができ、自身に合ったトレーニングを実行することができます。
トレーニング内容は、マシンピラティスでさまざまな動きをします。マシンピラティスとは、専用のマシンを使用したピラティスです。
マシンのばねや滑車などのしくみを使って、身体の動きや姿勢をサポートしながら、筋肉を鍛えます。その中で私が実際に行った基礎的なトレーニング内容をご紹介します。
ニュートラルポジション
マシンピラティスの基本ポジションです。
仰向けになり手のひらを下に向け、両足は肩幅に、軽く膝を曲げ、背中が反りすぎないように注意が必要です。背骨と首が自然なアーチを描くように意識しましょう。
この基本ポジションから、さまざまな動きや、トレーニングを始めることが多いです。
マーメイド
このトレーニングは、「リフォーマー」と呼ばれるマシンを使用して行います。
リフォーマーには、複数の種類のバネ・滑車・ロープ・可動式のベットが含まれており、これらの要素を活用してトレーニングを行います。リフォーマーを使ったトレーニングの中では、一番優しい側屈のトレーニングです。
座骨をマットに安定させ、膝を片側に倒した横座りの状態から、膝を倒していない方向に向かって上半身を傾けるポーズをマーメイドと呼びます。主に、腹斜筋・腰方形筋の柔軟性の向上などの効果が期待できます。
ロールアップ
仰向けに寝た状態から一気に上半身を前傾する運動です。
ロールアップには、深層筋肉を使用して、身体全体のバランスを整える効果があります。腹筋の強化はもちろん、柔軟性を高める効果も期待できます。
やってみてよかったこと3選
私が1年間ピラティスを続けてみてよかったことは3つあります。
ストレスの軽減
ピラティスには基本となる呼吸法があります。
鼻から吸って口から吐く「胸式呼吸」です。
胸式呼吸をしながら動作を行うため、動きの速度が安定し、心拍数や血圧が必要以上に上昇することを抑えられ、リラックス効果があります。
私の場合、トレーニングをしている最中はきつい動きや高い負荷がかかった状態でも、胸式呼吸により、余計な力が入らず、リラックスして動きに集中することができます。
疲れにくくなった
今までは、運動不足により疲労がたまりやすく、せっかくの休日もごろごろしてるうちに過ぎていくことが多かったです。
ピラティスでは全身の筋肉を隅々まで使い、伸ばしていくので、全身の血液の循環を良くし、新陳代謝を高めることにより、疲労回復効果があるといわれています。
一日中歩き回っても、足が疲れることはなく、翌日も疲れを残すこともありません。たくさん寝てすっきり朝を迎えることができます。
ボディラインが変わる
私は特にウエスト周りや下半身を中心にトレーニングをしていたので、自分が気にしていた部分に変化が見えるとやはりうれしいです。
自分ではあまり見た目の変化を実感していませんでしたが、一年前と現在の写真を比較してみると、驚くほど変わっていました。垂れ下がっていたおしりの位置がキュッとあがり、ウエストもくびれがはっきりわかるようになりました。
着たい服も、前までは見た目に自信がなく諦めがちでしたが、今では着たい服を自由に着れて、ファッションを楽しめるようになりました。
トレーニング以外で気を付けたこと
食事をちゃんと摂ることを自分の中で意識して過ごすようにしていました。
食事を抜いて我慢しながらのダイエットは、長期間続けることが難しく、むしろストレスを増加させる結果となります。
食事を3食しっかり食べて、食べたいものを我慢せずに、食べた分はトレーニングで取り返そうと意識していました。かといって暴飲暴食をするのではなく、一人の時はお菓子を控え、友人といるときはその時間を楽しみながら食べるなど、メリハリをつけることを意識しました。
あれもダメ、これもダメ、と決めてしまっては結局ストレスがたまって暴飲暴食につながってしまいます。
まとめ
ピラティスに興味を持ち、これからピラティスを始めたいと考えている人へ、おすすめのピラティススタジオを選ぶポイントは、自宅から近いまたは通いやすい距離にあるピラティススタジオを選ぶことです。
ピラティススタジオが通いやすい距離にあれば、行くのが面倒と思わず、続けやすいと思います。ピラティスは、1回・2回やれば効果が出るということはなく、ある程度長期間かけてゆっくりと効果を感じていきます。
そのため、ダイエット効果をすぐに求めている人にはピラティスをおすすめできません。
私は1年かけて体重-2.3kg、体脂肪率は-4.8%、ウエスト-4.0cmと効果を実感することができました。
運動不足で、運動が苦手な私が、こんなに結果として数字に表れるとは思ってもいませんでした。ですが、続けることでトレーナーとの信頼関係もできて、なによりもピラティスをする時間がとても好きになりました。
最初はできないことが多いですが、それができるようになったときはとてもうれしいものですよ。
そしてまた、「ここの動きが苦手」「ここを引き締めたい」となり、次のモチベーションへ繋がります。
ピラティスは、運動不足の人・身体が硬い人・年齢や性別も関係なく誰でもいつからでも始められることが、最大の魅力だと私は思います。
ピラティスは地味な動きが多いですが、キュッと引き締まった体を目指して一緒に頑張りましょう!