こんにちは!ピラティスインストラクターのchitoseです。
今日の記事は、初心者だった頃の私が、副業インストラクターとして活動を始めたころのレッスン場所について書かせていただきます。
当時、本業はやめられないような金銭状態なわけですから当然スタジオを開業する資金はありませんでした。そのため、レッスンをする場所にお金がかからない方法を第一に考え、活動を始めました。
いろいろな場所でレッスンをしたメリット・デメリット、最終的にどこでレッスンをするのがおすすめかを紹介させていただきます。
これからフリーのインストラクターを目指す方の参考になれば幸いです。
目次
ピラティスインストラクターがレッスンできる場所
ピラティスインストラクターがレッスンできる場所は意外にもたくさんあります。
フィットネスジム、レンタルスタジオ、体育館、病院、公民館、カルチャースクール、自宅などが挙げられます。
以前カルチャースクールの講師をしたこともありましたが、企業側が決めた日程スケジュールのため、調整が大変だったことがあります。
副業で自由に活動したい人は、体育館や公民館、レンタルスタジオなど個人で動ける場所がおすすめです。
公民館など公共施設を利用する際、営利目的だと使用料金が高いこともあるので事前に確認する必要があります。以下で、私が実際に使用した公民館や自宅でのレッスン開催方法をまとめていきますね。
初心者インストラクターだった私がはじめに選んだ場所は公民館
私がはじめてレッスンをした場所は公民館でした。なぜ公民館にしたのかというと、回覧板を使えば集客が楽じゃない‥?というそれだけの理由です(苦笑)
まず町内会長さんの自宅に相談に行きました。そこで言われた注意点はこちら。
- 公共施設だから安い値段でのレッスンならOK(目安はワンコイン程度)
- 公民館のものを使用してもいいが、破損した場合自己負担
- レッスン中に起きた事故には一切関与しない
- 営利目的のチラシを回すのはNG、ポスターを公民館に貼るのはOK
- 利用料金は電気代含め300円
地域にもよると思いますが、私が希望した地域のルールは割と緩いほうでした。公共の施設を営利目的で使用できないことは知っていたため、使用させてもらえるだけでラッキーという感じ。
知名度も何もなかったので、まずはワンコインレッスンで知名度を上げることと、自分のスキルを上げることに徹底しました。
公民館でのレッスンで感じたメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・施設利用料金が安い ・知名度が上がる |
・ご高齢の方が多い ・稼げない |
気軽にできる習い事感覚で、高齢の方が多く来てくださいました。
ありがたいことですが、ガッツリピラティスのレッスンをしてみたかった当時の私には少し物足りなく感じたのも事実です。ですが、お孫さんや近所の若い方などに口コミを広げていただき、少しずつ若い方も増えていきました。
ワンコインレッスンにして気軽に参加できるようにすることが公民館でのレッスンでは大切なのかもしれません。本来公民館は地域の方が集まる場所ですから、ニーズに合った値段設定だったと思います。
私は公民館でのレッスンを8カ月程度続けました。
時給換算すると稼ぎは全くありませんでしたが、声掛けの方法などクライアントから多くを学べた期間だったと感じています。
クライアントの自宅に訪問してレッスン、メリット・デメリット
公民館で開催していましたが、ある程度の自信がついた頃に訪問型のレッスンに切り替えました。
理由はレッスンの料金アップを図りたかったからです。
公民館でのワンコインレッスンから、40分2500円の訪問型プライベートレッスンにしました。
有難いことに公民館でのクライアントが訪問レッスンも希望してくださった例もあり、はじめから集客ができました。(出来たといっても3人程度ですが…。)
他にも、数名ですがSNSでの集客も出来ました。SNSでの集客方法に関しては今後の記事でまとめる予定です!
クライアントの自宅でレッスンをする場合のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
環境整備に時間がかからない 使用料金がかからない |
初対面の方の自宅に伺う怖さがある 移動時間がかかる |
マットピラティスのレッスンを行っていたため、マット1枚とエクササイズツールを数個持参して訪問していました。あらかじめ4畳程度の部屋を使いたいことをお伝えしていたためスペースの確保はスムーズでした。
クライアントのお宅に訪問する一番のデメリットは初対面の方の自宅に入る怖さだと私は感じます。今の時代、何が起こるか正直分かりません。
私の対策としては、
- パーソナルレッスンの募集を女性限定にする
- 男性の場合は、必ず女性も一緒に受けるグループレッスン形式にする
このように、初対面の男性と2人きりにならないように工夫しました。活動を始めて5年以上経過していますがトラブルに合ったことはありません。
他にもデメリットに対して工夫をしています。
- クライアント宅へは車で移動し、10㎞以上離れた場合交通費をいただく
- 移動で活動時間が制限されないように、募集は【都内や市内】に限定する
これらの工夫をしながら、メリットの方が大きくなるよう活動しています。
私の自宅でレッスンにした理由と、私が感じたメリット・デメリット
クライアント宅でのレッスンに慣れてきた頃、ピラティスに加え整体系のプランを追加しました。そのため、施術用のベッドを一緒に運ぶ必要がありました。
何とか1人で運べる大きさでしたが、組み立てや後片付けに時間がかかるため持ち運びが面倒になってしまいました。そのため、ベッドを持ち運びしないで済む自宅でのレッスンを始めました。何の変哲もない6畳の洋室でおこなっています。
自宅でのレッスンに切り替えた際に感じた私なりのメリット・デメリットはこちら。
メリット | デメリット |
移動時間がないため、レッスンできる人数が増える 荷物の移動がないため身体的に楽 |
環境整備に時間がかかる 住所を知られるためリスクが伴う |
総合的に考えると、メリットの方が大きく感じます。午前中の活動に限定している為、訪問型の場合移動時間を含めるとレッスンできる人数は2名が限界でした。
自宅でのレッスンにすると、最大5人はレッスンできるようになり収入が増えました。
レッスンを希望している方を時間の関係でお断りしなくて済むようになったため、私自身の精神的な負担も軽減しました。
一方、環境整備にはかなり気をつかうため疲れます。
髪の毛が落ちていないか、トイレがキレイか、玄関のドアに虫がついていないかなど…
気にする箇所は無限大。どんなに丁寧なレッスンをしていても、1カ所でも残念な部分があると総合的な評価が下がります。そのため、自宅でレッスンする場合に最も気を配りたい部分は環境整備だと感じています。
自宅でレッスンする際にみんなが不安になるポイントは他人を自宅にいれる怖さ・住所が知られる不安感だと思います。
私も実際にそう感じていました。
次に、私がどうやってその不安を解消しているかをお伝えしていきます。
超おすすめ!信頼関係が出来てから自宅レッスンに切り替える方法
必ずクライアントの自宅に2回は訪問してから、自分の自宅でレッスンをするようにしています。
プランは、初回はカウンセリング+マットピラティス。2回目はマットピラティス、3回目からは整体とマットピラティスにしています。
3回目以降も訪問型を希望される方には、出張料金をいただいています。
はじめから3回目以降は自宅レッスンに切り替わることをお伝えしたうえで初回レッスンを受けていただいているので、クライアントからのクレームはいただいたことはありません。
自宅の住所を他人に教えるのは怖さが伴いますよね。それは、インストラクターもクライアントも同じだと思います。
3回目以降はインストラクターの自宅でレッスンすることで、1.2回目の警戒心が和らいだという声もお聞きします。私自身も、2回関わらせていただくとその方が信頼できる方かそうでない方かが分かります。
申し訳ないですが、不信感のある方は3回目をお断りすることもあります。
自宅でのレッスンは、私だけでなく家族も巻き込む行為です。クライアントを知ってから自宅レッスンにすることで、少しでもトラブルになる可能性を減らせていけるといいなと思っています。
【次回予告】素人の私が苦戦した集客方法について
ここまで読んでいただきありがとうございました。
フリーのインストラクターとして、どのように活動をはじめたのかを紹介させていただきました。
次回は誰もが苦戦する【集客】について私なりの考えを紹介させていただきます。
素人の私が、フリーで活動するにあたってどのように集客をしたか。集客における失敗談も含め紹介いたします!これからフリーで活動したい方の参考になれば幸いです。
次の記事はこちら
>>ピラティス開業のヒント#2|最も効果を感じた集客方法はこれ!