
編集部
みなさんナマステ!
ウェルネスストーリー編集部スタッフです。
今回は韓国ピラティススタジオ BICA代表であるユヨンさんにインタビューさせて頂きました。
日本にきたきっかけやピラティスインストラクターを目指した理由、活動する中でこだわっているところなどに迫っていきたいと思います。
ユヨンさんのプロフィール
韓国ピラティススタジオ BICA代表 ユヨン
同志社大学を卒業後、日本企業で3年半勤務。退職後、自分の身体や動きへの関心からピラティスを本格的に学び、インストラクターへ転身。現在は韓国ピラティス『BICA』を設立し、代表として活動している。
【日本での活動】
インストラクター向けのワークショップを日本各地で開催
【韓国での活動】
韓国在住の日本人を対象としたレッスンや、日本人向けの資格取得コースを開催

編集部
まずはじめに、読者のみなさまへ自己紹介をお願いいたします!

ユヨンさん
韓国ピラティスBICA代表のユヨンです!高校まで韓国で過ごし、同志社大学を卒業後、日本の企業で3年半勤務し、計7年半日本で生活しました。帰国後、ピラティスを本格的に学びインストラクターに転身して、現在は日本でインストラクター向けワークショップを開催しています。韓国の活動では、日本人向けのレッスンや資格取得コースを運営しています。


編集部
大学進学で日本に進学されたのですね!!何か日本の大学に進学するきっかけがあったのですか??

ユヨンさん
日本の大学に進学しようと思ったきっかけは、日本という国に実際に住んでみたいと思ったからです。私は韓国の中学在籍中に初めて日本語を学び始めたのですが、そのときから日本語に強い興味を持ち、学校の授業だけでなく、自分でも独学で勉強を続けてきました。ひらがなやカタカナ、そして特に漢字はとても難しかったですが、勉強すればするほど日本語が少しずつ聞き取れるようになり、それがとても嬉しくて、さらに日本語を学びたいという気持ちが強まりました。日本語を実際に使いながら生活できる環境で学びたいと思い、日本の大学に留学を決心しました。

編集部
なるほど!そうだったのですね!若くして他の国の言語や文化に興味を持てることは本当に素晴らしいですし、その興味が現在の活動までにつながっていると思うと感慨深いですね・・!日本の企業に就職してから3年半で帰国し、インストラクターに転身されたとのことですが、なぜピラティスインストラクターに転身しようと思ったのですか??

ユヨンさん
もともと体を動かすことが好きで、学生時代からヨガやジム、ピラティスなど、さまざまな運動に取り組んできました。そんな中、日本で働いていた会社を退職し、次のキャリアについて考えていたとき、「これまで会社員としての経験は積んだので、次は自分が本当に楽しめる仕事をしてみたい」と思うようになりました。

ユヨンさん
そして、自分の興味や関心に合った仕事を考えた結果、ピラティスインストラクターの道を選ぶことにしました。もともと健康や身体に関することに関心がありましたし、実際にピラティスについて学ぶ過程もとても楽しかったです。もちろん、最初は解剖学など覚えることが多く、すべてが新しいことばかりで大変に感じることもありましたが、それ以上に学ぶ楽しさや充実感のほうが大きく、前向きに取り組むことができました。


編集部
そうだったのですね。「好きなことを仕事にしたい!」その想いを実現するまでの大変な道のりを乗り越えて活躍されていて本当に素晴らしいですね!多くの日本人女性の励みにもなると感じました。そこからさらにキャリアを積み上げて、今ではインストラクター向けのワークショップや講座の開催をされていますが、現在の活動を行なっているきっかけやエピソードをぜひ教えてください。

ユヨンさん
インストラクター向けのワークショップや資格コースを始めたきっかけは、私自身がインストラクターを始めたばかりの頃に感じていた不安や悩みを、今の多くのインストラクターの方々も同じように抱えていると気づいたことでした。私が追求している解剖学に基づいたピラティスは、そうした悩みの解決に役立つと実感しており、その知識と経験を共有することで、少しでも多くの方の助けになりたいという思いから活動を始めました。今まで300名以上の方々がワークショップに参加しており、これからもみんなと悩みを共有し解決していきたいです。

編集部
なるほど。ユヨンさんは具体的にどういった不安を抱えていたのですか??

ユヨンさん
資格取得の過程で一番大変だったのは「ティーチング」でした。もともと内向的で、人にうまく説明するのが得意ではなかったため、指導することに強い苦手意識がありました。最初はテキスト通りにしか言えなかったり、相手の体を見ずに自分の頭にあることしか言えなかったり、まるでロボットのようにティーチングしていました。

編集部
ティーチング、まさに多くの方がぶつかる壁ですね・・!ユヨンさんはどのようにして乗り越えましたか?

ユヨンさん
まずは、自分で動いて自分の体で筋肉の使い方を覚えました。自分でやってるときにどんな動きの時にどこがしんどいのかを感じて、どんな時にエラーが出やすいのかなどを研究しそれをお客様に伝えるようにしました。解剖学の勉強を深めることでどんな筋肉を使って動きをしたらいいのか、次第にエラーが出る理由が分かったりしてお客様に自信もってティーチングができるようになりました。


編集部
現在の活動の中でご自身がこだわっていることを教えてください。

ユヨンさん
解剖学と繊細なティーチングを大切にしてます。

編集部
なるほど。それはやはりご自身の経験から大切にされているのでしょうか??

ユヨンさん
はい、そうですね。改めてピラティスは体の知識と正しい動きの大切さを認識しました。まず第一に、解剖学をしっかり理解していると、お客様の体の特徴に合わせて安全にレッスンを行うことができます。そして、解剖学をもとに繊細なティーチングをすると、お客様が自分の体を深く感じられて、動きも分かりやすく、エラーも修正しやすくなります。ただ動いてもらうだけではなく、実際動きを感じて変化を感じられるために解剖学と繊細なティーチングにこだわっています。

編集部
それらのこだわりを通して得られた成果や具体的な出来事を教えてください。

ユヨンさん
今まで運動をしたことないお客様が自分の体に興味を持ち、ピラティスを通じて綺麗な体になり、健康なメンタルを持つようになったことです。お客様が理解しやすくするためにいろんな表現を使って説明したり、自分が動いたときに感じたことを伝えたり、解剖学を勉強しながらいろいろ研究してレッスンをやってました。そうするうちにお客様も少しずつ体の使い方を理解できて身体もメンタルも健康で綺麗になることができました。


編集部
とても素敵ですね!!お客様自身にも根拠を持ってレッスンに取り組んでいただくことで、変化の過程も楽しめますよね!最後に、読者のみなさまへメッセージをお願いします!

ユヨンさん
ピラティスインストラクターとしてティーチングが難しいと思ってる方はとにかく自分でワークを行ってみてください。自分の限界までやって頭に入ってる解剖学の知識と動きを関連して考えたり、自分が感じたことをどんな「言葉」「単語」「表現」で伝えるかを考えてみてください。
もし、どこからどう初めて行ったらわからない方、迷ってる方はBICAの資格コースをお勧めします。資格取得してすぐに働けるように私が最初から最後まで密着して指導します。