日常にヨガを取り入れている人にとって、「ヨガの資格」や「ヨガインストラクター資格」を取ろうかと考えたことがある方は多いかもしれません。
また、ヨガをやったことがない未経験でも、ヨガインストラクターを目指そうと目標を持っている方も意外と多くいます。
今回は、ヨガインストラクター資格を難易度別でご紹介します。気軽に取得できるものから、一番難しい資格までありますので、ぜひ参考になさってください!
目次
ヨガインストラクター資格、取得した方がいい?
ヨガインストラクターを職業にするのに「資格が必要」という決まりはありません。
ですが、レッスンのクオリティは自分の技術やスキル次第なので、活躍しているヨガインストラクターは常に学び、トレーニングを重ねています。
実力があり、支持されている有名なインストラクターほど、長い時間何度も繰り返し練習・学習をし、常に新しい情報を取り入れている印象があります。
「友人や知人にヨガを教えてみたい」という場合は資格は特に必要ないかと思いますが、本格的にインストラクターを職業にしたいと考えている方は、資格取得を検討してみましょう。
資格取得にはそれ相応のお金がかかりますが、お金をかけた分だけ、自分のスキルアップに繋がると考えると良いかと思います。
ただし、金額と効果が見合った講座を選ぶ必要がありますので、次の項目から詳細を紹介していきます。
ヨガインストラクター資格を難易度別にご紹介!
ポピュラーな資格から、難しい資格まで、色々な種類のヨガ資格を紹介していきます。
難易度が高いと必然と資格取得の期間も長くなる傾向にありますので、今回は期間が長いほど難易度が上がるという視点でまとめています。
気になる講座があれば、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
一般社団法人 国際ヨガアカデミー協会
国際ヨガアカデミー協会は、「ヨガで世界をハッピーに」を合言葉に、ヨガの普及活動をしています。
主に、RYT200メインのオンラインヨガ講座やその他ヨガライセンスの講座の運営、商品やサービスの開発・販売、講演会やセミナーの実施などをしています。
RYT200【難易度:★★★】
RYTとは、Registered Yoga Teacher の略で、全米ヨガアライアンス協会が認定している資格です。
200とは、200時間のトレーニングを指します。
RYTは世界で最もポピュラーな資格となりますので、日本だけでなく海外でもヨガインストラクターとして活躍することも可能になります。
インストラクターだけではなく、ヨガをしている人々の中では有名な資格となります。
ヨガ資格の種類はたくさんありますが、先ずはRYTでヨガの基礎を学び、そこから興味のある資格を受けるという流れが、ヨガインストラクターとしてスムーズに活躍しやすいかと思います。
今までは、通学でのみRYTを取得することができましたが、コロナ禍で特別にオンライン講座も許可されていますので、遠方で諦めていた方も、オンライン受講できる今が取得するチャンスです!
RYT200をオンラインで取得するなら今だけ!詳しい内容はこちらをご覧ください。
→体が硬くても大丈夫【RYT200】MAJOLIのオンラインヨガインストラクター養成講座
・期間:3週間~1年(短期集中の場合3週間、ゆっくり学ぶなら1年のスクールもあり)
・時間:200時間
・受講方法:通学又はオンライン
RYT500【難易度:★★★★★】
RYT500はヨガ資格の中でも最高峰と言われており、RYT200を修了した人が、さらに300時間学び、取得できる資格になります。(一度に500時間学べるコースもあります。)
RYT200よりも難易度が上がりますので、その分修了している人数も少なく貴重な資格と言えます。
ヨガインストラクターを職業として、今後さらに活躍していきたい方にオススメの資格です。
RYT500取得にかかる費用や対応しているスクールに関しては、こちらをご覧ください。
→ヨガ資格 RYT500取得ガイド【2023年版】費用・オンライン対応スクールなど一挙紹介!
・期間:半年~1年(短期集中で合宿で取得する方法もあり)
・時間:300時間
・受講方法:通学又は合宿
「RCYT」キッズヨガティーチャー【難易度:★★★】
→https://www.aya-bodyarchitecture.net/academy/rcyt/
RCYTは、全米ヨガアライアンスが認定する、子供にヨガを指導することができる資格です。
全米ヨガアライアンス認定以外にもキッズヨガ資格はありますが、その中でも一番有効な資格と言えます。
子供の成長段階に応じて、必要なトレーニングを用いることができるカリキュラム構成になっています。
子供の頃からヨガを取り入れることによって、柔軟な身体を手に入れるだけではなく、心を安定させる効果も期待できます。
ヨガ初心者でも参加できますが、基礎知識があった方がより理解が深まりますので、できればRYTを取得してから、その後にRCYTを受講することをオススメします。
キッズヨガに関する情報はこちらから。
→キッズヨガ【完全ガイド】資格取得、効果、オンラインおすすめスクールまで
・期間:単位認定制(期間が決まっておらず、目標の単位数に到達した時点で修了)
・受講方法:通学又はオンライン(東京・名古屋・神戸・福岡・オンラインから選択可)
骨盤スリムヨガ【難易度:★★】
→https://jahayoga.com/yoga-koushi/slim-yoga/
人間の身体の中心である骨盤を整え、全身のゆがみを解消していくのが「骨盤スリム」ヨガです。
骨盤スリムヨガは「妊活ヨガ」とも呼ばれており、妊活中の方、将来子供が欲しいと考えている方にオススメです。
また、マタニティヨガ、産後ヨガもカリキュラムに含まれているので、女性をトータルサポートできるようになっています。
ストレス社会で活躍している女性に向けて、身体を整える「骨盤スリムヨガ」は今後もニーズがある資格と言えます。
通学と動画で復習ができる講座なので、より学びやすい環境の資格になります。
・期間:最短1ヵ月
・受講方法:通学+動画
・認定:JAHA認定として活動することが可能
マタニティヨガ指導者講座【難易度:★★】
→https://meguriyoga.com/maternity-yoga/
妊娠中の女性の身体は短期間でも大きく変化していくので、現在妊娠中の方やマタニティヨガ教室を開きたいと考えている方は、専門知識が必要になります。
このカリキュラムでは、ヨガの哲学から学ぶことができるので、ヨガ初心者の方でも受講することが可能になっています。
マタニティヨガを取得するメリットに関して。
→インストラクターとして【マタニティヨガ資格】を取得する3つのメリット
・期間:最短4日間
・受講方法:オンライン
シニアヨガ指導者資格講座【難易度:★★★】
→https://shop.yoga-gene.com/program/684/
シニアヨガの講座はいくつかありますが、今回ご紹介するのは、鍼灸師でありヨガ指導者である内田かつのりさんが開催している講座になります。
また、ヨガ経験者が参加できる講座になりますので、ヨガ未経験の方は一度問い合わせをしてみてください。
年齢を重ねると、様々な疾患や不調が出てきますので、解剖学の観点から安全にできるヨガ知識を身につけておくのは、高齢化社会の今、活用できる資格の一つと言えます。
シニアヨガに関する記事はこちら。
→シニアヨガ【徹底解説】インストラクターが知るべきシニア世代が求めるヨガとは?
・期間:3日間
・受講方法:オンライン
椅子ヨガ指導者養成講座【難易度:★】
→http://gravity-yoga.jp/instructors/chair
椅子ヨガの魅力は、場所を問わず、どこでもできることです。マットを準備する必要もありませんので、気軽に教室を開催することもできます。
シニア向けや、会社のイベントとしてオフィスで実施することもできます。
ヨガ未経験の方も受講できますので、気軽に資格取得できる講座の一つです。
椅子ヨガに関する記事はこちら。
→高齢者も安心!椅子ヨガ(チェアヨガ)の資格スクール一覧
・期間:4回
・受講方法:対面又はオンライン
マインドフルネス講師養成講座【難易度:★】
→https://www.nealsyard.co.jp/school/meditation/k_meditation.html
最近特に注目されるようになった「マインドフルネス」を学べる講座です。
瞑想講座はいくつかありますが、一番簡単に始めることができるのが、マインドフルネスと言われています。
ヨガに関係なく、マインドフルネス瞑想を日常に取り入れることで、生活や人生が変化していくようになるとも言われています。
この講座はヨガのアーサナトレーニングはなく、20分のマインドケアセッションが行えるようになるカリキュラムです。
自分自身のために受講するのもオススメですし、教室を開く際のプログラムの一つとして取り入れる事も可能になります。
「マインドフルネス」に関する詳しい内容はこちら。
→マインドフルネスとは【解説】歴史、効果、ヨガの瞑想との違い、実践方法まで
・期間:5回
・受講方法:オンライン
実は、取得方法でも難易度が変わる!?
2019年頃までは、ヨガ資格と言えば「通学」で学ぶ講座が殆どでした。
ですが、コロナが流行してから対面で学ぶことができなくなり、そこから一気にオンライン講座を始めるスクールが増えてきました。
また、ヨガ資格で有名な「全米ヨガアライアンス」も、期間限定でRYTの取得をオンライン講座でも可能としていますので、ますます気軽にヨガの資格を取得できる環境が整っている傾向です。
この機会に、通学はもちろん、遠方で通うことができなかったスクールも、オンラインや通信講座であればどこにいても受講することができます。
そこで、受講方法別に難易度に違いがあるのかを比較していきましょう。合わせて、メリットとデメリットもご紹介していきます。
スクールへ通う【難易度:★★★】
やはり、直接先生から学び、アシストアジャストを直接指導してもらえる通学型のスクールが、一番スキルアップにつながります。
直接先生に教えてもらうことで、自分を360度からチェックしてもらうようになりますので、自身のアサナの癖や、特徴も細かく指導が入ることになります。
その点で考えると、オンラインや通信に比べると、やや難易度が高くなるということで、★3つとしています。
「メリット」
実際にレッスンを体感することで、スタジオの雰囲気や、照明や音楽の調整、生徒の呼吸や身体の小さな変化などを体感し、自分のレッスンに取り入れることができるのは、貴重な経験です。
さらに、分からない時に直ぐに質問をし、その場で解決できるのが魅力です。
「デメリット」
仕事や子育てなど、忙しい合間でスクールに通うのは、意外と労力を使います。主に、通学時間がかかるという点は、オンラインや通信に比べるとデメリットと言えるでしょう。
また、遠方のスクールには通うことができませんので、選択肢が限られてきます。
オンライン講座【難易度:★★】
ここ数年でオンライン講座が増えてきましたので、全国どこに住んでいても、興味のあるスクールに参加することができるようになりました。
画面を通して、リアルタイムで教えてもらうことができますが、画面に映っている箇所しか先生からは見えないので、アサナの細かい部分までは指導されない可能性があるということで、★2つにしています。
「メリット」
スクールへ通う必要がないので、開催地域に問わず、どこからでも参加できます。また、スタジオ費用がかかりませんので、その分安く受講できるのが特徴です。
開催している講座や講師によりますが、オンラインでも、まるで同じスタジオで受講しているかのような一体感があり、先生の想いや参加している生徒の気持ちも伝わってくる講座もたくさんあります。
通信講座と違い、一人で学ぶのではなく、オンライン上でも仲間がいますので、対面とさほど変わらないクオリティでスキルを身に着けることができます。
「デメリット」
対面で教えてもらうことができないので、画面越しでは見えにくいことがあったり、アシストアジャストの練習を十分にできない可能があります。
ごくまれですが、ネット環境やスマホ、パソコントラブルで急に受講できなくなる可能性がゼロではありません。
通信、ビデオ講座【難易度:★★】
オンライン講座が増えてくる前は、通学以外の方法としては「通信、ビデオ講座」を選ぶ方も多かったかと思います。
自分のペースで学べるので難易度が低いと考えがちですが、実際に学習していくと分からない事が出てきた際に、すぐに質問ができる環境ではないと中々思うように進めることができないため、★2つにしています。
「メリット」
自分の好きな時間に学ぶことができるので、忙しい方や子供がいる方でも気軽に受講することができます。また、講師からの指導機会が少ない分、安価で学ぶことができるのがメリットです。
ヨガの学び始めの方や、友人知人にヨガを教えたい方の最初のステップとしてオススメの学習法になります。
「デメリット」
直接指導を受ける機会が少ないので、自分のアサナが良いのか、改善点があるのかを教えてもらうことが難しくなります。
そのため、実際に生徒へレッスンをする際のクオリティを保つことができない可能性があります。また、自分一人で勉強を進めていくので、集中力の保ち方や最後まで諦めずにやりきる力が必要になります。
最短で資格取得するには?
難易度に関わらず、とにかく最短でヨガ資格を取得するには方法は2つです。
1日で取得できる講座を選ぶ
ヨガ未経験の方が、1日の講座受講でヨガインストラクターになれるわけではありませんが、ヨガに関する何かしらの資格を取得したいのであれば、1日で修了する講座もあります。
自分の勉強の為に受講するもの良いですし、今まで他のヨガ資格を持っていて、さらに他のヨガ資格を取得したい方にオススメです。
合宿を開催しているスクールを選ぶ
コロナ禍になり、合宿開催のスクールが少なくなりましたが、最近ではまた徐々に復活してきた傾向にあります。
RYTやティーチャートレーニングを短期間で集中して学べるので、合宿修了時点で資格取得になるケースが殆どです。
忙しい方や仕事をしていると、中々踏み出しにくいかも知れませんが、最短で3週間程度の合宿もありますので、短期間で本格的なヨガ資格を取得したい方にはオススメです。
→おすすめヨガ合宿・リトリートヨガ【15選】大自然の中で瞑想や断食を体験!
一番手軽にお得に取得する方法は?
やはり一番手軽にお得にヨガ資格を取得するには、オンライン講座がオススメです。
リアルタイムで先生から教えてもらうことができるので、不明点があればその場で質問することもできます。
また、画面越しに自分のアサナを見てもらい、先生から指導してもらうこともできますので、対面とほとんど変わらない学習をすることができます。
通学する時間も必要ありませんので、忙しい方にもオススメ!
スタジオ開催ではない分、費用を抑えることができるので、結果的にお手頃な価格で資格取得することが可能になります。
→オンラインでRYT200のヨガ資格を取得できる講座【14選】
「これなら私もできるかも!」という方法で、先ずは試してみよう!
今まで、ヨガ資格を取得してみたかったけど、自分にとってはハードルが高いと感じている方も多いかもしれません。
ですが、短期間で修了する講座や、オンライン講座も増えてきましたので、気軽に先ずは受講してみましょう。
活躍しているヨガインストラクターは、複数の資格を保有していることが多いので、どれか一つに絞って自分のベスト資格を探す必要はさほどありません。
色々試してみて、自分らしいヨガインストラクターへのさらなる一歩にしてくださいね。