未経験だけど、これから憧れのヨガインストラクターになりたい人や、RYT200のようなヨガ資格を手にしてからヨガインストラクターとして勤めたいしたい人が、最初に感じる不安、それは
「ヨガインストラクターって本当に仕事があるのかな?」
ではないでしょうか?
そんなヨガインストラクターの現実と資格の活かし方を、現役ヨガインストラクターが解説していきます。
目次
ヨガインストラクターは仕事がない!?
そもそもヨガインストラクターとしての仕事はあるのでしょうか。ここからはヨガインストラクターの実際のお話をさせていただきます。
ヨガインストラクターのお金事情
もし、フリーランスでヨガのインストラクターをしていく場合、ヨガのレッスンの平均的な金額は1レッスン1,000〜3,000円ほどです。
クラスにどのくらいのお客様が参加してくださるかにもよりますが、必ずこの金額が収入として手に入るというものは決まっていないので、安定した収入というのが見込めないのが現実です。
そして、レッスンを行うに当たって1番大切なのが「場所」です。レッスンを行える広さ、鏡の有無など必要なものが揃っているかというところもとても重要ですよね。
そして、真夏や真冬ですと場所代とプラスして光熱費がかかる場合もあります。
集客の難しさ(ポスターやSNS)
ヨガスタジオの会社員や、スポーツジムでのヨガインストラクターの場合、その施設に既に通ってくださるお客様がいるので特別集客をする必要がないという場合もあります。
ですが、フリーランスで働くとなると、集客も自分自身で行わなくてはなりません。
集客の種類
1. SNS(Instagram、Twitter、Facebookなど)
SNSでの集客はお金もかからず気軽に始められるところが良い点でもあります。その代り、自分のアカウントを知ってもらわなければ集客に繋がらないというところが、欠点でもあります。
2. チラシ
チラシを作成してお店に設置させてもらう、またはどこかに貼らせてもらう事で今までヨガに興味がなかった人にも見てもらえる可能性があります。
ヨガインストラクターとしての働き方
では、ヨガインストラクターにはどんな働き方があるのか、ご説明させていただきます。
ヨガ教室
気になる教室があれば、インストラクターを募集しているか確認してみるといいと思います。その場合、レッスンだけの外部インストラクターの仕事なのか、正社員で募集しているのかどちらで働くか考えていきましょう。
スポーツジム
スポーツジムでもヨガインストラクターを募集している事が多いです。ジムにもよりますが、レッスン内容が決まっていてマニュアルを覚える場合もあります。
自主開催
自分でレッスンを企画し、自分で集客をしていく働き方です。自分の家か場所を借りて開催するので、レッスン料金と場所代のバランスをしっかり考える必要があります。
オンラインヨガ・パークヨガ
場所を借りてのレッスンをするのは人が集まるか不安。という方は、最初はお金を使わずにオンラインでのレッスンや公園でのレッスンを企画するのもいいでしょう。
公園で行う場合は、念のため管理している施設に確認を取ることをおススメします。
周りと差をつける方法
ヨガインストラクターの人口は年々増えてきていますので、周りとの差別化が難しいところですよね。
ヨガインストラクターは公的な資格がないので、資格がなくても仕事ができます。ですが、知識があればお客様のニーズに合ったレッスンを提供できるので、お客様の信頼度も高くなりますよね。
では、周りと差をつけるためには具体的にどうすれば良いのでしょうか。
RYT200の取得
ヨガの資格として世界的に1番ポピュラーな資格は全米ヨガアライアンス(RYT200)と呼ばれる資格です。200時間のカリキュラムを学ぶ資格で、ヨガインストラクターとしての信用性が上がり、海外でも通用する資格となります。
費用は一般的に20万〜60万ほどで、スクールにより値段が違います。
また、新型コロナウィルスの感染拡大を受け2023年まで、オンラインでRYT200の取得が可能となります。オンラインで取得すると、通学よりも多少費用が少なく済むスクールもありますので、自分に合ったスクールやカリキュラムを見つけてみてください。
その他専門分野の資格取得
RYT200の資格以外にもヨガには様々な専門分野の資格があります。妊婦さん向けのマタニティヨガ、ご年配向けのシニアヨガなど聞いたことのあるヨガもあるのではないでしょうか。
このような専門分野に特化した資格を持つことで、周りと差をつけられるレッスンを提供できる機会に繋がります。
ヨガインストラクターに向いている人
では、ヨガインストラクターになりたいけど、自分がインストラクターに向いているのか不安に感じている方もいると思います。どのような人がヨガインストラクターに向いているのか向いている人の特徴をご紹介していきます。
ヨガが好きな人
まず、ヨガが好きであることが大前提です。好きな気持ちがあると、もし辛い事が起きても頑張ろうと前向きな気持ちで乗り越えられます。
人前に出るのが好きな人
ヨガインストラクターは人の前に出て行う仕事です。なので、緊張してしまって人前でなかなか喋れないという方は、最初友達や家族に練習を手伝ってもらい、徐々に慣れていくことをおすすめします。
コツコツと努力をし続けられる人(勉強熱心)
日々の練習やスキルアップを続けられることは、お客様にとって満足度の高いレッスンを提供する事に繋がっていきます。練習のために、出勤日だけではなく、休みの日もヨガの練習に取り組む必要があります。
人と話すのが好きな人
レッスンをしていくだけではなく、お客様とのコミュニケーションも大切な仕事の1つです。「この先生のレッスンをまた受けたい」と思い、リピートにも繋がります。
収入よりやりがいを大切にしている人
冒頭でもご説明したように、ヨガのインストラクターの仕事はすぐに高収入を狙える仕事ではありません。なので、お金よりも仕事のやりがいや人との関わりが大事な人は長く仕事を続けていけると思います。
ヨガインストラクターの資格を活かせる仕事
ヨガインストラクターの仕事だけでは、生活が不安!という方にヨガインストラクターの仕事をしながら資格を生かした働き方をご紹介していきたいと思います。
webライター
Webライターの仕事は未経験でも仕事に繋がりやすく、今人気の高い副業になります。働く場所を選ばずに在宅でできるところもヨガインストラクターにとってはいいですよね。特別なスキルは必要なく、文章を書くのが好きな方におすすめです。
必要な物はパソコンとネット環境なので、初期投資が少なく済むところも大きなポイントです。
そして、ヨガの資格であるRYT200を持っていることで、専門的な分野の記事を作成できるので、収入に繋がる可能性がグッと上がります。
ヨガウェアの販売員
ヨガをしている人なら必ず持っているヨガウェアの販売もヨガが好きな人に向てる仕事です。自分が実際に着用してみてどうだったか、お客様に接客をする際に今まで経験した事を生かせます。
トレーナー
ヨガの資格を生かして、ヨガ以外のトレーニングのトレーナーもできます。RYT200では基本的な解剖学も勉強しますので、体の動かし方の指導も自分の勉強の仕方次第で、仕事の幅が広がります。
まとめ
みなさんいかがでしたでしょうか。ヨガインストラクターの現実と資格を生かす方法をご説明させていただきました。
なかなか最初は大きな収入に繋がる事の少ないヨガインストラクターですが、資格を取得することで、ヨガのレッスンはもちろんヨガの知識を生かし、仕事に繋げられることもできます。
ぜひ、資格所得の第一歩を一緒に踏み出しましょう!
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